科目紹介 教会事務

 教会は神に召し出された者の集まりです。主イエス様は天の父なる神様が主・イエスさまを世に遣わされたように、主も弟子たちを世に遣わします。弟子たちを世から取り去るのではなく、弟子たちを悪しき者から守ってください、と祈られました。私たちはこの世のものではないがこの世に遣わされているのです。だからこの世の支配者も尊び法にも従わなくてはならないのです。

 教会は伝道し良き業を行うのですが、この世・社会の中で存在する故にこの世の制度を理解して従わなければなりません。牧師に給料を払うなら源泉徴収事務、社会保険に入るなら社会保険事務が、礼拝堂を建てたら所有権登記が、宗教法人にするなら法人規則を作り3年間にわたる多くの記録や県の私学学事科の指導を受けていくのです。土地を売ろうとするなら譲渡所得の申告や不動産売買、責任役員会の承認と議事録が必要になります。こういうことに無知では其々の専門家に多大な手数料を払いことになります。

 わたしはそれらの諸手続きや事務を何回も行ってきましたし今も直面していることもあります。行政書士、司法書士、税理士の仕事になりますが自分でもできるのであれば教会に余計な出費をさせなくて済みます。なのであどない・いるえ 神学校では其々の事務や手続きなどを実際に関わっていただき体験することにより知っていただきます。

 とても役に立つ授業ですので楽しみにしてください。

目次